メニュー

不眠(不眠症、不眠障害、睡眠障害)について ②

[2021.05.03]
 今回も睡眠に関することの続きです。前回(①)、睡眠の重要性について触れましたが、よくよく考えると、私たちは人生の約3分の1を寝て過ごしています。こんなにも多くの時間を費やしている睡眠が障害されると、体温や代謝の調節に問題が生じたり、認知機能障害が引き起こされたりすることもあります。ヒトの概日リズムは気分の調整にも関係することは容易に想像できることと思います。睡眠に関して何らかの問題がある状態を睡眠障害といいますが、睡眠障害という言葉自体は、本来、睡眠関連疾患を表しています。不眠症(不眠障害)は、罹患頻度の高い代表的な睡眠障害の一つです。その他の睡眠障害には、過眠障害、ナルコレプシー、呼吸関連睡眠障害群[閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸、中枢性睡眠時無呼吸、睡眠関連低換気]、概日リズム睡眠-覚醒障害群、睡眠時随伴症群[ノンレム睡眠からの覚醒障害、悪夢障害、レム睡眠行動障害]、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)、物質・医薬品誘発性睡眠障害、他の特定される不眠障害、・・・などがあります。
 頻度の高い不眠障害(不眠症)について、もう少し詳しく見ていきます。不眠障害(不眠症)とは、適切な環境で眠ろうとしているのに寝つけなかったり、中途覚醒や早朝覚醒があったりして、日中の活動に支障がある状態です。不眠障害の診断基準としては、(1)入眠困難、睡眠維持困難、早朝覚醒のいずれか1つがあり、(2)日中の機能障害を呈し、(3)週に3夜以上みられ、(4)3ヶ月以上持続するというものです。不眠障害による日中の機能障害には、疲労感、注意集中困難、作業効率低下、気分不快、眠気、多動、気力低下、間違いの増加、夜間睡眠へのこだわりなどがあります。QOL(生活の質)が低下し、生活習慣病の悪化、長期欠勤やうつ病の発症も懸念されます。
 このように、不眠障害(不眠症)に罹患して重症化してしまうと、日常生活への様々な支障をきたしてしまいますので、早期治療が重要であると考えます。
(参考:臨床精神医学テキスト、今日の精神疾患治療指針、厚生労働省みんなのメンタルヘルス
 当クリニックは 京都市 下京区 四条烏丸 にある 心療内科 精神科 メンタルクリニック です。
 初めて受診される方でも安心していただけるクリニックです。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
(令和3年5月3日)
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME