メニュー

不眠(不眠症、不眠障害、睡眠障害)について ①

[2021.05.01]
 睡眠というのは、申し上げるまでもなく、生命の維持にとって重要な基本的機能の一つですね。私は高校生の時、部活動(器械体操)に励み、大好きなオートバイで友人と走りに行き、夜はそれなりに勉強もしていましたが、一日が24時間ではなく、30時間くらいあったらなあといつも思っていました。20代のサラリーマン時代には、寝ている時間がもったいないと考えるような活動的な若者でした。さすがに年齢を重ねた今では、寝ないと体がもたないなと思うようになりましたが。
 睡眠は、脳の活動水準が一時的に低下しますが、刺激によって可逆的に覚醒するので、病的な意識混濁とは異なります。睡眠の形態や量は動物の種族により、また年齢によって異なります。ネコのように1日のうち頻回眠るものを多相性睡眠型といいます。ヒトは乳幼児期には多相性睡眠型をとりますが、成長とともに脳の発達、外界の感覚刺激、社会的必要性などのために昼間覚醒して夜眠るといった1日1回の単相性睡眠型になり、老年期になると脳の老化、身体機能の衰え、社会的環境などの影響で再び多相性睡眠型に戻る傾向があります。また、睡眠はノンレム(non-REM)睡眠とレム(REM)睡眠という2種類の質的に異なる睡眠から成ります。ノンレム睡眠は、大脳の活動水準の低下を起こすので、脳の眠りであり、これに対してレム睡眠は、体性神経系および自律神経系の機能低下が起こるので、身体の眠りと考えることもでき、睡眠はそれぞれの疲労回復に役立ちます。このようなことからも睡眠の必要性、重要性が分かります。しかしながら、日本では、成人の約20%が何らかの不眠に悩んでおり、その半数はかなり重症で、重症例の約10%は睡眠薬を使用していると言われています。
 このように不眠で悩む人は多いので、なかなか眠れないなどの症状がある方は、自分だけではないんだということで、お気軽にご相談ください。
(参考:現代臨床精神医学)
 当クリニックは 京都 下京区 烏丸駅 四条駅 そば にある 心療内科 精神科 メンタルクリニック です。
(令和3年5月1日)
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME