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ジェネリック医薬品について

[2021.05.13]
 今回は、ジェネリック医薬品(後発医薬品)についてのお話です。皆さんも薬局やテレビのCMなどで「ジェネリック」という言葉を見聞きされたことがあると思います。医療機関や薬局などで、薬に関係する話の中で出てくる「ジェネリック」とは、「ジェネリック医薬品」「後発医薬品」のことです。元々の英単語は「generic」で「一般的な」といった意味があります。
 そもそも「医薬品」には、薬局・ドラッグストアなどにおいて、処方せん無しで購入できる「一般医薬品」、いわゆる市販薬(OTC薬:Over The Counter Drug)と、病院やクリニックを受診した際に、医師の診断によって処方される「医療用医薬品」があります。その「医療用医薬品」には、「先発医薬品」と「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」があります。先発医薬品は「新薬」とも呼ばれ、特許を取得した医薬品メーカーによって独占的に製造・販売できる特許期間等があります。新薬の開発には、9~17年の長い期間と数百億円もの莫大な投資が必要といわれています。先発医薬品が高いのは、これまでにかかった研究開発費を回収し、さらに新しい薬を開発するための費用に充てるためです。一方、後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、新薬の再審査期間や特許期間(20~25年間)終了後、治療学的に同等であるもの(先発医薬品と同一の有効成分を同一量含み、同一経路から投与する製剤で、効能・効果、用法・用量が原則的に同一であり、先発医薬品と同等の臨床効果・作用が得られるもの)として製造・販売が承認されるため、新薬に比べ研究開発に要する期間が短く費用も抑えられることから、薬の価格を安くできます。このため、ジェネリック医薬品の普及は、患者さんの費用負担の軽減や医療保険財政の改善に資するものです。日本におけるジェネリック医薬品の使用率は年々伸びており、2020年度(令和2年度)第3四半期のジェネリック医薬品の数量シェア(後発医薬品のある先発医薬品及び後発医薬品を分母とした後発医薬品の数量シェア)分析結果では、79.4%(速報値) となっています(参考:2015年度(平成27年度)第3四半期は59.9%)。先ほど、ジェネリック医薬品は先発医薬品と「治療学的に同等であるもの」と述べました。確かに有効成分は同じものが同じ量だけ含まれていますが、添加剤の種類や量も全く同じであるとは限りません。その結果、体内での溶け方、吸収のされ方などが変化し、患者さんによっては効果や副作用の出方が微妙に違うなどと感じることもあります。また、値段が安いゆえに品質が良くないと考えてしまうかたがいらっしゃるのも事実です。しかしながら、多くの人にとってそれは当てはまらないと感じています。ジェネリック医薬品を製造販売するためには、品質、有効性、安全性が先発医薬品と同等であることを証明しなければ承認されません。また、後発医薬品メーカーは、薬の形状、大きさ、色、味などを工夫して患者さんにとって飲みやすいように改良したり、保管方法を改善したり、薬のシートから取り出しやすくしたりするなどの工夫をしています。
 以上のことを踏まえ、当院ではジェネリック医薬品(後発医薬品)を推奨しています。当院での処方は全て院外処方となりますが、先発医薬品しかない薬以外は、原則として処方せんには「一般名」で記載するようにしています。もちろん、先発医薬品をご希望の際にはご遠慮なくおっしゃって下さい。当院では、患者さんのご希望を尊重しつつ、今後の日本の医療経済も考えて医療に従事したいと思っております。
(参考:厚生労働省ホームページ ジェネリック医薬品の使用促進について、 ジェネリック医薬品への疑問に答えます、 日本ジェネリック製薬協会ホームページ
 当クリニックは 京都の中心、京都市下京区にあり、京都市営地下鉄烏丸線 四条駅 阪急京都本線 烏丸駅 の4番地上出口から すぐ近くで、徒歩1分というアクセス良好の立地です。
 当院は完全予約制で、お電話だけでなく、24時間web予約が可能です。
(令和3年5月13日)
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